Le 14 Juillet à Paris, France

ご無沙汰しました。
今、風花はフランス、パリに留学中です。
今日は7月14日、そうフランス革命記念日です。

フランスに来て、ちょうど2ヵ月目の今日、改めてブログを再開しようと思います。

書きたいことは山ほどあるのですが、今日はフランス最大の国家的祝祭の日。
フランス万歳! とは声には出しませんが(理由はいろいろあります)、
改めて、私が学ぶことを受け入れてくれた国の国是
「自由、平等、友愛(博愛)」万歳! と叫んで杯を空けたいと思います!
なぜなら、この三つの理念は、私が生まれてからこれまで享受してきた近代的人権理念の源でもあるからです。

フランスで、200年以上前に生まれたこの西欧近代が、今どうなっているのか、ここパリで、
一人の東洋人である風花が少しずつ発見し個人的に思ったことを記録していこうと思います。

今年の革命記念日では、フランス大統領エマニュエル・マクロンと、アメリカ大統領ドナルド・トランプ
並んでシャンゼリゼでの大規模な軍事パレード(Le Grand Défilé de Militaire)を観閲しました。
このあまりに異なる個性・思考の持ち主である二人の大統領が並んだ映像について抱いた印象は後日改めて記すことにします。
また、この荘厳なパレードの意味についても、深く考えさせられたので、それも後日まとめて記したいと思います。

今、エッフェル塔の下では大規模なコンサートが催され、多くのフランス人、外国人達がそれを楽しんでいます。
その後には恒例の花火です。

フランスは6月21日、つまり夏至の日から夏に入りました。まだ外は明るいので花火は11時過ぎから始まります。
風花の住む左岸から右岸の花火がよく見えそうな場所を昼間発見したので、これから見に行きます!

では、みなさま、ご用意は良いですか?
「パリ祭」などという何を祝ってるのか解らない謎の日本語訳は捨てて、
「革命」と「共和国の理念」つまり「自由・平等・友愛(博愛)」、
ひいては西欧近代が生み出し、現代まで多くの人々がその恩恵に浴してきた新しい人間像、人間観、人権という概念、
また、それを支えてきた社会的、政治的システムを
花火と喩えて、その明るさ、あるいは果敢無さ、残像に思いを馳せながら、杯を上げましょう。

VIVA! LIBÉRTÉ, ÉGARTÉ, FRATARINITÉ!!!!!!!!!

*後日、内容体裁その他について編集し直します。本日は、すでに酔っ払っているので、お許しください。写真も追加の予定です。

本日中に追記:今年2017年の革命記念日は複雑なものでもありました。それは1年前、2016年の今日、南仏ニースで革命記念日の花火を見物に来ていた群衆にトラックが突っ込み、80人以上の死者を出すテロ事件が有ったからです。つまり、今年の革命記念日は、昨年のテロ事件犠牲者への追悼の日でもあり、かつ、必然的にテロという課題をいかに克服するのかが問われる日にもなったからです。祝祭の花火の後には闇には闇が残ることを改めて実感します。