今年の目標

ほとんど幽霊になっているおじこは幽霊のままにしとくとして、今年は書けるだけ日記を書こうと思います。毎月一本以上映画館で映画を観る、というのと一緒に今年の目標にします。その他、すぐにカッカしない泰然自若とした人になる等、非常に欲張りな2012年です。


その他、まだまだ盛りだくさんですよ〜。

まず、書斎を書斎らしくする!

数年前まで両親が同居していたこともあって、書斎だった部屋が一度私の寝室になり、その後あらためて書斎に戻したんですが、まだ家中のあちこちに本が分散していて、なおかつ本棚が足りなくて困っております。

昨年の大地震で居間の納戸の中に1メートル以上の高さで平積みにしていた本の柱がいくつか崩壊し、納戸の扉にその本が挟まって開きません。扉を撤去しないと本を取り出して書斎へ移動させられない。私が最初に買った全集、「島尾敏雄全集」が開かずの納戸に閉じこめられちゃってます……さらに、買い続けている本は書斎に直行させているものの、本棚がないため、またも床に平積み。これもどんどん嵩が高くなっていて、たまに下の方の本を引っ張り出そうとすると達磨落としゲームでもやってるかのような情況に……


本棚はできれば無印のに統一したい。本は一列に並べるのが理想ですが、量的に二列、三列にしないとダメなので、奥行きのあるタイプが良いかなぁ。

そういえば、昨年末友人宅で忘年会をしたときに、ブックオフに本を売ったことがないのは私だけでした。もともと、どうせ読み捨てするのが明らかな本は買わない(例としては「もしドラ」とか)ので、一度買ったら手放す本はないですね。学術書とかで、買ってみたものの、文章が意味不明で、出版社と編集者、よくこんなもん出したよな、っとイラッとくる本もありますが、大学の先生が書いたものではよくあることなのであきらめています。


それと、やはり本にフェティッシュがあるのです。とくにハードカバーの単行本は、平積みにしたときにいろいろな方向から見てみると惚れ惚れするのですが、丸背が様々な厚みで重なっている様は、なんとも……う〜ん、なんというか知がかくあるべき形になって集積しているという実感があります。角背(非常に少ないですが)は、高貴ですね、ちょっと他を睥睨するかのうような端正さ! 函入りは、やはり函入り娘というか息子というか、可愛さ一入です。


几帳面な方は、作家別とか、ジャンル別とかで本を並べるようですが、私はヴィレッジヴァンガード方式(?)というか、あえて自分のインスピレーション、あるいはずぼらな性格の表れなだけかもしれませんが、曖昧ではあるけど自分の思考的脈絡に添って並べます。他人が見ると、非常に意味不明な、乱雑な本棚という印象ですが、そこから私という人物について推理したりできる人がいたら、名探偵と呼びましょう。


ま、とりあえず早く開かずの納戸の扉を開けて、閉じこめられた本を救い出し、湿気の多い床に直に寝かされてる子たちをステンレスの棚に立てて並べてあげる。大目標です。かなり金もかかりそうです。はぁ……


そう、私はたぶん、絶対に自炊とかできませんから……


昨年の終わり頃読んでいて、平積みにされてる子たち。

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by風花